一般社団法人 放送人の会

第10回 大山勝美賞(2024)


 ―贈賞式2024年5月25日(土)15時 千代田放送会館(予定)―

当会設立時のメンバーで、2代目会長を務められ、放送のために尽くされた、大山勝美さんの名を残し、その意思を継ぐために、ドラマの若いクリエーターを個人で表彰。

家冨 未央
(プロデューサー・NHKエンタープライズ 第3制作センタードラマ部)
  2023年、NHKスペシャルとして放送された単発ドラマ「神の子はつぶやく」では、徹底した取材に基づき、知られざる〝宗教2世〟当事者の葛藤を真正面から深く掘り下げた。これまでにも、ドラマの新しい表現を開拓した「光秀のスマホ」や「不要不急の銀河」、語りづらかった女性の生理を繊細に描いた特集ドラマ「雨の日」は注目を集めた。
 今後も、取材力とチャレンジ精神を発揮したドラマ作りを大いに期待したい。
松本 佳奈
(ディレクター・フリー)
 フリーの演出家として、脚本も兼ねた「ペンションメッツァ」(WOWOW)など一話完結の30分ドラマや深夜ドラマで独特の作風を磨いてきた。2023年度は質量の両面での活躍に目を見張らされた。WOWOWの「フェンス」では、米軍基地問題で揺れる沖縄を舞台にした性暴力事件に取り組む一方、関西テレビの「春になったら」では、余命を宣告された父と結婚を控えた一人娘との日々を繊細に、ユーモアを交えて描き、新境地を開いた。

過去開催分はこちらから

※「大山勝美賞」とは……
2014年秋、生前の大山勝美さんから「放送人の会」は多額の寄付金を頂きました。
ドラマの巨匠・大山さんは本会設立時のメンバーで、2代目会長を務められ、後進の指導など放送のために尽くされました。
大山さんの名を残し、その意思を継いでゆきたいと「大山勝美賞」を設立し、ドラマの若いクリエーターを個人で表彰します。
年齢は60歳以下です。個々の作品では無く、長い期間の仕事の仕方を総合的に判断して選びます。

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